
荷造りが大変になる原因を先に知っておく
引っ越しの荷造りがつらく感じるのは、箱詰めそのものよりも、判断が多いことが原因です。残すか捨てるか、どこに入れるか、いつまでに終わらせるか。ここが曖昧だと手が止まり、結局ラスト数日で徹夜になりがちです。まずは荷造りを作業ではなく段取りとして捉えると、気持ちが一気に軽くなります。
全体のスケジュールを逆算して小さく区切る
おすすめは、引っ越し当日から逆算して、週単位と日単位の目標を作ることです。たとえば二週間前までに季節外の服と本、十日前までに食器以外のキッチン、三日前から日用品だけにする、といった具合です。箱の数ではなく、部屋やカテゴリで区切ると迷いが減ります。
荷物の量を減らすと箱詰めの半分は終わる
荷造りのコツは、詰める前に減らすことです。使っていない衣類、読み返さない雑誌、壊れた家電、もらったけれど使わない食器などは、引っ越し先に持っていくほど管理コストが増えます。迷う物は、最後に使った時期を思い出し、一年使っていなければ手放す候補に入れると判断しやすいです。
箱と資材の準備でスピードが決まる
ダンボールが足りない、テープが切れた、マジックが見当たらない。こうした小さな停止が積み重なると、体感の大変さが増します。資材は最初にまとめて揃え、作業場所の近くに一式を置いておきましょう。
サイズの違う箱を使い分けて重さをコントロール
重い物は小さい箱、軽い物は大きい箱が基本です。本や食器を大箱に入れると持ち上がらず、底抜けの原因にもなります。逆に衣類やタオルは大きめでも問題ありません。箱の重さは一人で持てる範囲に収めると、当日の搬出も安全です。
ラベルは中身より場所を書いて迷子を防ぐ
箱の外に書くのは中身の細かな一覧より、置く部屋を先に書くのが効果的です。リビング、寝室、洗面所のように、搬入時に迷わない情報が最優先です。さらに開封の優先度を高中低で分けると、初日から生活が回ります。貴重品は別管理にして、箱に入れないルールにすると安心です。
部屋別に進めると散らからずに終わる
同時に色々な場所を触ると、出した物が積み上がり、家が片付かないまま疲れてしまいます。一部屋ずつ完結させることが、初心者にとって最も効くコツです。作業する部屋を決め、そこが終わるまで別の部屋に手を伸ばさないと、達成感も得られます。
普段使いの物は最後に残し仮セットを作る
毎日使う物は、最後まで生活ができるように残す必要があります。具体的には、洗面道具、最低限の食器、充電器、掃除道具、着替え一日分です。これらをひとまとめにして、引っ越し当日にすぐ取り出せる袋や小箱にしておくと、初日のストレスが激減します。
壊れやすい物は一箱一用途で詰め方を統一
食器やガラス類は、隙間があると動いて割れます。紙や布で包み、立てて入れ、隙間を埋める。これを徹底すると破損リスクが下がります。詰め方を箱ごとに変えるより、一箱は食器だけ、別の箱はグラスだけのように用途を揃えると、開封も片付けも速いです。
当日困らないための仕上げチェック
荷造りの終盤は、見落としを減らすことが大切です。鍵や書類、薬、現金、印鑑などは、最後にまとめて管理します。冷蔵庫の中身とゴミの処分、電気や水道の手続き、旧居の写真撮影なども、直前に慌てやすいポイントです。チェックを一度紙に書いて、完了したら消すだけでも抜けが減ります。
引っ越し当日の動線を想像して箱を分ける
当日は玄関からどの順で運び出すか、どの順で積み込むかで効率が変わります。最後に使う物を手前に、すぐ使う物は手元に。こう考えると、箱の置き方も自然と整います。集合住宅なら、共用部を汚さない養生や、近隣への配慮も忘れないようにしましょう。
業者に任せる部分を決めて体力を温存
時間がない場合は、梱包資材の提供、食器の専用資材、荷造りプランなど、業者サービスを上手に使うのも一つの手です。自分で全部やるより、体力を残して新居の片付けに回すほうが、トータルで楽になることもあります。
